セレクトショップオリジナルのプライベートブランドのことを『セレオリ』と呼ばれている。
服のタグにそのセレクトショップ、もしくはオリジナルブランド名が入っているものはそれに当たる。簡単に言えば、セレクトされた以外の商品。
大手セレクトショップに行くとよく分かるが、本当にセレクトされた商品はよくて半分程度。お店によっては20~30%ぐらいのショップもある。
セレクトショップがセレオリを扱う理由は、採算性が高く利益率が高いため。
セレクト商品は、要はブランドの代理店となるということ。当然、仕入れ値(原価)が決まってしまうため、販売価格との利益幅が制限されやすい。
また、ブランドの意向により簡単に値下げも出来ない。(あまり安くされるとブランドイメージにも直結するので)
一方セレオリの場合、デザイン・生地選定など全て自社で決定できるので、原価を抑えたものも作れるし、大量生産できるためコストを圧縮しやすい。
セールなどで大幅に値引きを掛けられる。
そういう側面があるためか、ネットの掲示板などでは『セレオリ』は忌み嫌われるも多いようだ笑
実際に、粗悪なものを作っているところもままある。
今は分からないが、セール用にさらに原価を抑えたチープなものも作り、セールを利用して販売しているショップもあった。
確かに、海外ブランドや作りのしっかりしたブランドのモノはいい。ただ、それに比例するように値段も上がってしまう。
個人的には、ある程度モノについて判断する目がついてくれば、大いに利用できると思う。
私の場合、靴やバッグ、コートなどの冬物アウター類などはある程度お金をかけるが、パンツやシャツなどの普段着や仕事着に関してはセレオリが多い。
ファッションはどうしても流行り廃りがあり、新しいものにアップデートしていかなければならない。2~3年で買い替えが必要になるものにそうそうお金を掛けてはいられない。
どんなに高いパンツを買っても、5年も着れば時代にそぐわないものになる。痛みも気になるだろう。
それならば、~1万ぐらいのパンツを2年ぐらいで買い替えた方が、よっぽどオシャレに見える。
単に金額やブランド名で決めず、用途や種類によってはセレオリも強い味方になるよ、という話。